
今回は12月10日に開催されたECB(欧州中央銀行)理事会前後の
値動きを狙ってトレードシナリオを立てトレードしましたが、
結果、大失敗トレードとなりました。
その原因と改善策をお伝えします。
そしてそこから今後のトレードルールを強固にしていきます。
もう負けたくない。結論、環境認識がいかに大事かを考えさせられました。そのあたりをお伝えします。
目次
■大失敗トレードの振り返り
・トレードシナリオ
・実際のエントリー
【12月10日の重要イベントと経済指標】
・ECB理事会の内容とラガルド総裁の発言
・米新規失業保険申請件数
■課題&改善策について
【課題】
①長期足での環境認識の欠如(ダウ理論)
②ファンダメンタルに翻弄されすぎ、エントリー根拠不足
③損切ラインの変更
【改善策まとめ】
・トレードシナリオ

ユーロドル月足チャート20201211

ユーロドル週足チャート20201211

ユーロドル日足チャート20201211
ユーロ/ドルは長期足で上昇基調であったが、11月ECB理事会で12月には追加経済政策を検討しているということと12月のECB理事会でユーロ高のけん制発言が出るという予測があった為、ユーロ安になるのではないかという考えがありました。またECBの過去検証によりECB理事会の前日と当日の動きは連動する可能性が高いというアノマリーを発見しておりましたが、12月9日のロンドンタイムでユーロ/ドルが下落を見せており、すでにユーロ高発言を意識した動きを見せていると考え、下落していくと考えました。
【12月10日の重要イベントと経済指標】

12月10日の為替相場の注目材料
・ECB理事会の内容とラガルド総裁の発言
ECB理事会後のラガルド総裁発言要旨
新型コロナウイルスの感染第2波に対応しユーロ圏経済を支援するため、
追加の金融緩和策を打ち出した。
・米新規失業保険申請件数
米新規失業保険申請85.3万件、予想以上に悪化 1900万人超受給
米労働省が10日発表した12月5日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は85万3000件と、前週の71万6000件から予想以上に増加した。
・実際のエントリー

ユーロドル1h足チャート20201211エントリー&損切
エントリーポイント:1.20812
損切ポイント:1.21512
エントリー時、損切ラインを20pips上に設定しており、普段であればこの設定を変更しないルールなのですが、今回は乱高下があるのは必至だった為、損切ラインを広くとっておりました。
直前の高値よりも上に設定したことでかなりのリスクリワードとなってしまいました。
①長期足での環境認識の欠如(ダウ理論)
②ファンダメンタルに翻弄されすぎ、エントリー根拠不足
③損切ラインの変更
【課題】
①長期足での環境認識の欠如(ダウ理論)

ユーロドル日足チャート20201211環境認識
ユーロ/ドルの月、週、日足を見れば明らかな上昇トレンド。
また日足で見てトレンドライン付近からショートというのは完全に
チャートを無視した根拠の弱いエントリーでした。
ダウ理論をベースにチャートに従ったシンプルな考え方が大事であると再認識しました。やはりチャートは全ての事象を織り込む。このことを忘れてはいけないですね。
②ファンダメンタルに翻弄されすぎ、エントリー根拠不足
①の内容と重複しますが、やはりファンダメンタルはよほどのことがない限り、チャートはすべての事象を織り込んでおり、あまりにもファンダメンタル要因でトレードをしていたことに気付かされました。ファンダメンタル分析はあくまで環境認識に過ぎない。エントリー根拠については今回はテクニカル根拠がなく、ファンダメンタルのみであった。
テクニカル分析によるエントリー根拠が2,3個ないとエントリーすべきでないと再認識。
③損切ラインの変更
一度エントリールールを変更した際、損切ラインを明確にし、根拠が崩れたらしょうがない。損切して次を狙っていくと決めていたにも関わらずルールを無視したことで失敗した。
長期足に逆らうな!!!チャートに従うべし!!!シンプルに考えろ!!!
テクニカル根拠が2,3個なければエントリーするな!!!
損切ラインの許容範囲は資金の5%に設定しろ!!!
少しでも誰かのお役に立てていれば幸いです。
スポンサーリンク
コメント